Last updated on 2021年3月9日
この本を読んだのは、かれこれ、2年ほど前。
ちょっとした衝撃でした。
こういう類の話って海外の方と簡単にできないし、後進国!と言われてもまるで実感なし。
日本は後進国なんですって〜。
Table of Contents / コンテンツ *好きなところから読めます。
全ての女性に知っておいてほしい自分のカラダのお話
人に勧められて面白い本を読みました。その名も、
『』(原田 純 著/径書房)
何やら「衝撃!」的な超ダイレクトなタイトルですが、
助産院の院長 たつの ゆりこさん指導・監修の真面目な本で、エロ度はまったくナシ。
こんな注意書きが表紙にデカデカと書かれています。
!注意
明るく、まじめにご利用ください。
男性のお客様は、間違った期待をなさらないでください。
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エロじゃなくてごめんなさい!
たつのゆりこさんが推奨するアーユルヴェーダを取り入れた膣のセルフケアの話で男性が喜ぶ話ではありません。
本書の特徴としてこう書かれています。
*究極のアンチエイジング
*お手入れは世界の常識。
ほったらかしは日本人女性だけ
*欧米・インドで実践されている健康法
本の裏表紙にはこうも書いてあります。
「遅かれ早かれ、ちつは劣化します。
問題が起きてもお取り換えはできませんので、
メンテナンスを怠らないようにしてください」
出版社からのコメントが生々しい
出版社からのコメント
最近、『夫のちんぽが入らない』という、性交痛を告白した本がベストセラーになりました。
その本を、松尾スズキ氏は「普通に生きようとして、普通には生きられなかった。……血まみれ夫婦の20年史」と評しました。
だけど、待ってください! !
いまや日本では、「セックスができる」ことは普通のことではありません。
性交痛があって、セックスができないなんて、ぜんぜん珍しくない「普通のこと」です。
精神的な問題も含め、日本人女性のちつは、いま、危機に瀕しているのです。
セックスに問題があっても (性交痛・不感症・性欲減退等)、
排泄に問題があっても (尿もれ・便秘・生理不順・生理痛等)、
月経前症候群でつらい思いをしていても (体調不良・イライラ不定愁訴等)、
恥ずかしいことだと思っているから、みんな、黙っている。
話したとしても、せいぜい女同士のコソコソ話。
自分の体のことなのに、不調を改善する方法もわからず、ストレスは大きくなるばかり……。
そんな女性にぜひ読んでいただきたいのが『ちつのトリセツ 劣化はとまる』です。
恥ずかしい、いやらしい、下品、不潔……。
そう考えて、わたしたち日本女性は、長い間、ちつをほったらかしにしてきました。
ほったらかしにすれば、ちつはおとろえて、劣化するのに、そんなことすら知らなかったのです。
本書を参考にして、どうぞ恥じることなく、恐れることなく、膣ケアを始めてください。
膣ケアは、「体のケア」ですが、私たちを自由にしてくれる「心のケア」でもあるのです。
ケアを始めれば、多くの方に、そのことを実感していただけるでしょう。
体が変れば、心も変わります。
体や心が変れば、人生だって変わるのです。
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第1章のタイトルがまたスゴイ
「女性器について知る—–女性は、すべての穴をケアしなければならない」
おまたさんのお話って、私たち日本人は目を背けがちですよね。
そんなことを話題にするのもはばかられ、もししたとすると下品だとか言われ、触れてはいけないタブーな話題という感じに社会の風潮がなっています。
友人同士でも女性器のことを語る人はあまりいませんし、私たち自身もそんなもの付いてないような顔してませんか。
「ちつ」なんて口にするのも恥ずかしいという感じ。
でも、生殖器というのは命の根源。
妊娠・出産のためだけではなく身体全体を健康に保つエネルギーの源なんです。
本当は一番大切にしなければならない部分なんですよね、本来。
だって、第1チャクラなんですよ。第1!
この本では、
女性器について知ることから始まり、
劣化がどうして起きるのか、
また、どういう状態になるか、
劣化することによる諸問題、
そしてセルフケアの方法、
などがわかりやすく書かれています。
著者の体験談もこれまたオカシく描かれていて、ためになります。
ケアしなければならないすべての穴とは、
目、耳、鼻、口、尿道口、膣、肛門ですが、
どれも粘膜で守られているのが正常な状態。
膣は使わなかったり手入れをしないとすぐに乾いて硬くなります。
それを放っておくと萎縮して干からびるんだそうです。
人間の体って本当にうまくできていて、
使わないともう必要がないと思い込んで、性能が悪くなるらしいです。
これは、ちつだけの話ではなくて、目だったり、脳だったりするわけなんです。
日本人の遠くを見る視力がアフリカ人より劣るのは、そういう訳。
話を戻します。
これ、更年期だけの話ではないんです。
20代でも膣がカチカチの人がいるそうです。
そうなると当然、子供を産む時が大変で、お産が難産になると産まれてくる赤ちゃんにも影響を与えます。
さらに「脳や精神にも影響が出る」というのだから、大変。
女性器が硬くなると頭も硬くなるそうで記憶力が衰えたり、精神的に不安定になったり、イライラにもつながるのですって。
健康な膣は適度に潤って、内部にデコボコやザラザラがありますが、劣化するとツルツルになるそうです。
自分で触ってみて
ツルツルだったら要注意。
セルフケアをした方がいいかもしれません。
私は経血が多すぎて、早くからタンポンを使うことに慣れていたので膣に指を入れることに抵抗はありませんが、ちょっと・・・と思う人もいるかもしれないですね。
でも、「そこを克服しないと劣化は止められない」と言われたら?
まずは自分の身体がどういう状態なのか知ることが大事です。
セルフケアをするかどうかはその後でもいいのです。
本の目次
c o n t e n t s
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女性器について知る──女性は、すべての穴をケアしなければならない………15
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▼女性器の乾燥がもたらす、セックスよりもっと困った問題
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▼私の大陰唇や小陰唇、しなびて小さくなっていました
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欧米ではあたりまえ? YouTubeにアップされた会陰マッサージの画像―ヨーロッパ
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女性器劣化はこうして起きる──あなたの膣は、大丈夫ですか? ………41
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ブルーライト/夜更かし/ストレスや緊張/冷え症/体に負担をかける食事
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▼ここを見れば、膣や会陰が冷えているかどうかがわかる
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劣化によって起こる諸問題──女性器がおとろえるとどうなるの? ………79
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欧米ではあたりまえ? スーパーのレジ横に膣の保湿剤がずらり─イタリア
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▼女性器が乾いたり硬くなったりすると、こんな問題が起きる
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黒ずみ/におい/おりもの/かゆみ/生理痛/痔/性欲低下・不感症/尿もれ・頻尿
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便秘/便もれ/性交痛・膣萎縮/尿道瘤・膀胱瘤・子宮下垂・直腸瘤/骨盤臓器脱
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セルフケアについて知る──準備するもの………117
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1 オイルケア入浴と、なで洗い 2 会陰マッサージ 3 骨盤底筋体操
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欧米ではあたりまえ? 膣の若返りクリーム、手作りレシピ―アメリカ1
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セルフケア 実技編──さあ、やってみよう! ………147
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欧米ではあたりまえ? ヴァギナ・リニューアル・プログラム―アメリカ2
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欧米ではあたりまえ? それでも自分の膣にはさわりたくない!?―日本
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体験レポート──衝撃の連続! ここまで変わる………191
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▼おそそをあげて! 翡翠の卵と骨盤底筋体操で子宮下垂克服!
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▼5000年の歴史! インドで行われている女性器のオイルケア
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まとめ
恥ずかしいなんて言っている場合ではありません。
いますぐ行動すべし、日本の女子!
衝撃!と思ったら、ぜひこの本を読んでケアしてみてね♡
セサミオイル
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最後に
国際女性デーとは?
1904年、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に3月8日を「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定されました。
「国際女性デー」は、すばらしい役割を担ってきた女性たちによってもたらされた勇気と決断を称える日です。
イタリアの「ミモザの日」は有名で、「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とされ、女性に感謝を込めて、母親や妻、友人、会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザが贈られています。
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ご自身の勇気と決断を称えましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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