ヨガには、「八支則」という概念があるのですが、
それによると、
ヨガとは、単にポーズをとるだけのものではないということです。
心を落ち着かせることから始まって、言動や行動の鍛錬、
意識を深めること、集中力の訓練、
そして、自分の内側とのコミュニケーションをとり、
最後には解脱という道順でステップアップしていきます。
ヨガのポーズは、解脱に至るまでの一つのステップにすぎず、
ポーズをとることがヨガではないのです。
奥深い。
この経典は1万年前からあるそうですが、
現在の形に編纂されたのは、4-5世紀頃と考えられているそうです。
そして、私が感じたのは、仏教思想と近いものがあるということ。
というか、そのままに近い。
過去に何があろうと、あなたは、今ここに存在していて、
その過去の問題や悩みの渦中にはいない。
今ここの幸せを享受し、
今ここに生きるだけでいい。
現代人は、外側の情報や考えに惑わされて、
自分を見つめることを忘れてしまっている。
などなど。
なので、体が柔らかくなって、
ヨガのポーズが簡単にできるという人も
この考えや行動が伴わないと、
本来のヨガとは言えないのだそうです。
ヒスイコタロウさんの考え方や見方を変えるだけで
人生が変わるというあの本。
「あなたの人生がつまらないと思うんなら、
それはあなた自信が詰まらなくしているんだぜ。」
その根底の考えは、小林正観さんの教えから来ているそうです。
小林正観さんの教えは、釈迦の教えに通じるところがあります。
インドで生まれた釈迦は、
すでにこのヨガ哲学ができた後に生まれているわけですから、
その影響がないわけがありません。
ということは、
ヨガのインストラクターになるということは、
仏教の元祖である叡智を習い、
実践するということになる。
なんだ、そうだったのか・・・。
という心境です。
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