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大人歯列矯正を始める前に知っておきたい6つの事。最高の笑顔で残りの人生を生き抜くために★

Last updated on 2021年2月9日

歯科矯正をしたいと思っていても、どうしてもタイミングが合わなかったりして、ずるずると今まできてしまった。けど、まだ興味があるという方に向けた内容です。矯正をする前の知識としてご覧ください。

私自身もずっとやりたいと思っていましたが、日本を離れていた期間があったり、費用的なことがあったり、なかなか踏み出せませんでした。そして、ここ数年かかって色々とわかったことをお伝えします。大人矯正を始める前の参考にしてみてください。

歯科矯正は、歯と歯茎が健康であれば、何歳になっても(40、50、60、70歳でも!)可能だそうです。要は、タイミングですね。

内容

  1. 矯正歯科の選びは慎重に
  2. 矯正の種類は色々あっても自分ができるとは限らない
  3. ワイヤーとマウスピースのメリットとデメリット
  4. 年齢的なこと
  5. 費用のこと
  6. 歯科矯正期間
  7. Haivの経験談とまとめ

 

1. 矯正歯科の選びは慎重に

まず、歯科矯正をどこでしようか選ぶところから始めるのですが、これは最も重要です。

歯科矯正は、どこまでの完成度で行うかで費用が変わりますが、一般的には百万円くらいかかると言われています。それくらいの金額の出費を考えると、歯科選びは慎重になるのは当然で、必ず、最低2軒以上でカウンセリングすることをお勧めします。

面倒だから、1軒目で決めてしまうのは、後々後悔することになりかねません。お医者さんも色々な方がいて、考え方も違います。2軒カウンセリングをして、やはり最初のところが良かったと納得できたら、尚安心できます。2軒と言わず、カウンセリングは何軒でも納得できるまですることをお勧めします。歯科への遠慮などは入りません。私たちは、歯医者のためのものではなく、あくまで自分のための歯医者なのです。なので、自分が納得するまで探しましょう。

ちなみに私は、ネットで見つけたA歯科で矯正をしたいと思って通い出したのですが、その前に歯のお手入れをしてからということになり、費用も一括しか受け付けていなかったので、一括で支払えるまで時期を伸ばしました。そしてようやく開始したいと申し出た際に、希望の矯正方法は、担当の歯科医がやめてしまったため、できないと言われ、B歯科を紹介されました。その際に、C歯科とD歯科にもカウンセリングに行きました。そして、紆余曲折ありましたが、結局紹介していただいたB歯科に行くことになりました。

矯正歯科は、矯正だけを専門にしている歯科と、虫歯などの治療など総合的にしているところなど様々です。理想としては、総合的にみてくれるところが良いです。なぜなら、歯のことを総合的な見地から判断してくれるからです。矯正専門歯科は、抜歯が必要な時は、他の歯医者に行くことになります。

また、矯正の認定医でする方が安心であると紹介していただいた歯科医の先生はおっしゃっていました。認定医かどうかは、こちらで調べることができます。

日本矯正歯科学会
http://www.jos.gr.jp/roster/

歯科医院の内情なども歯科医業界内で噂などで入ってくるようなので、いつも行っている歯科があれば、相談してみた方が良いです。実際に、後になってから、C歯科は問題が多いのでやめた方がいいと教えてくれたのでした。

 

2. 矯正の種類は色々あっても自分ができるとは限らない

現状の歯の状態を診察してから、抜歯が必要なのか、どのやり方でやる方がベストなのかというのを決めるのが通常です。人それぞれ歯の事情が違うので、始める前のカウンセリングは、最も重要です。

私の場合、最初は、インビザラインというマウスピース矯正を希望していたのですが、抜歯をしないといけないので、その場合、インビザラインでは移動させるのが難しいと言われました。ちなみにC歯科では抜歯なしでも可能と言われました。

私は、B歯科とC歯科両方で精密検査をしましたが、後々、C歯科は簡易な検査だったというのがわかり、やはりやめて良かったと思っています。B歯科では、頭蓋骨や顎の骨などから歯の状態を見たりととても細かく検査をしていただきました。こういうところも、2つ以上行かないとわからないことでした。

矯正の種類によって得意不得意があるので、自分の歯の状態を把握した上で、決めることが先決です。また、マウスピースは、一日20時間程度装着していないといけないので、外したり、はめたりするのが面倒だと思う邪魔くさがりな方には不向きだそうです。

いろいろな経験談がYoutubeなどにも上がっていて、私もたくさん見ましたが、マウスピース系の矯正は目立ちにくいのが一番のメリットではあるものの、それを除くと、ワイヤーの方に若干軍配があるように感じました。

マウスピースは、食事のたびに外さなくてはいけなくて、食事時間が長かったり、飲みに行ったりしてついついそのままつけ忘れてしまったりするなどして、どんどん歯の移動が計算通りに行かなくなり、追加料金が発生するというケースもあるようです。次にメリットとデメリットを表にしてみました。

 

3. ワイヤーとマウスピースのメリットとデメリット

YouTube動画で、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を両方経験した人の意見(複数)を元に、表にまとめてみました。大体意見はこのような感じです。

  メリット デメリット
ワイヤー
  • ずっとはめているので自動的に矯正され、サボって計画通りに行かないということがない。
  • 一番多くの方がされているので技術的な安定感がある。
  • 微調整がしやすい
  • 安い。(歯科医によって異なる。)

  • 裏側矯正:目立たない。
  • 目立つ
  • 痛みを感じる場合がある。(人による)
  • 食べているときに食べ物が詰まる。

  • 裏側矯正:通常の表のワイヤーより費用が高くなる。
  • 裏側矯正:矯正の期間が長くなる可能性がある。
  • 裏側矯正:滑舌が悪くなる。
  • 裏側矯正:微調整がしづらい。
マウスピース
  • 目立たない。
  • 痛みがあまりない。
  • 食べる時は、マウスピースを外すので、食べ物が詰まる心配がない。
  • 歯医者に通う回数が少なくて済む。
  • サボってしまって、計画通りに行かないことがある。
  • 食べる前にマウスピースを外し、食べた後に歯磨きをして装着する手間がかかる。
  • 自己管理が必要。
  • タバコ吸う人は、色がつくので外した方がいい。
  • 色のついた飲み物(ワインやコーヒー)なども色がつくので外して飲む。(飲みに行く機会が多い人には不向き)

「目立つ」のを気にしないのであれば、表ワイヤーが一番いいそうです。なぜなら、先生も慣れているし、微調整もしやすいし、費用も一番安い!でも目立つのがどうしても嫌と言うなら、ハーフリンガル(上だけ裏側で下は、表のワイヤー)最近は、白ワイヤー&透明ブラケットというのがあるので、それにすると目立ちにくいです。喋っていても下の歯が見えない人にはこれがおすすめ。

それでもどうしても嫌と言う人は、両方裏側矯正という方法もありますが、費用が高くつく上に、滑舌が一時的に非常に悪くなり、時間もかかりそうです。もしくは、マウスピース矯正が可能な状態であれば、そちらを検討する。

 

4. 年齢的なこと

年齢と共に歯や歯茎は衰えていきます。また、健康な歯がどれくらい残っているのか人によっても違います。

将来的なことを考えると、抜歯は避けたいけれど、それを避けるとなかなか矯正は難しく、顎の形状によっては反対に出っ歯になるなんてこともあり得ます。

年齢的と照らし合わせて、歯茎の状態なども踏まえて、相談した方が良いです。

自分より年配の先生だと経験も豊富ですが、大人矯正の場合は、先生が年下ということも考えられます。年下の先生は、年齢を重ねた方の歯科矯正の経験も少ない場合があるので、しっかりとカウンセリングをして、もし何かトラブルになった時にも対処できるような信頼のおける歯科医を選びましょう。

長いおつきあいになるので、この辺りは慎重にまいりましょう。

 

5. 費用のこと

費用は、矯正に方法によって、また、歯科医によっても様々です。また、支払い方法によっても歯科によって違います。

今まで行ったところで比較すると、マウスピースとワイヤー(上下とも表)は大体同じくらいの金額で、裏側矯正は、その2倍くらいかかる感じでした。ハーフリンガルだと、少し費用が抑えられます。

また、歯科ごとの矯正の金額の差についてですが、あまり冴えない歯科よりは、綺麗な方がいいのですが、すごく綺麗な歯科はやはりそれなりに金額も高くて、内装費も含んでいるような感覚になりました。特にデザイナーズデンタルクリニック的な素晴らしく綺麗な歯科は、費用の面でも覚悟しておいた方がいいです。内装や設備にお金をかけてらっしゃるということは、その分を回収して行かないといけないので、金額も上がってしまうのは致し方ないというところでしょうか。

支払い方法ですが、大抵は、デンタルローンなどが使えるようですが、その利息は、結構割高な利率でした。デンタルローン会社は数件ありますが、できれば、ローン会社のではなく、歯科に直接払うのがお財布には優しいです。

親身なところは、ローンではなくて、毎月数万円のお支払いで、もし矯正期間終了しても支払いが残ったら、その場合は、残金一括。もしくは、最初の半金は一括であとは、毎月数万円ずつ支払う。など色々ありました。

 

6. 歯科矯正期間

大人になる程、歯の移動が遅いので、私の場合は、ワイヤーで早くて2年と言われました。人によって違うので、それは、直接先生に聞いてみてください。

C歯科では、インビザラインだと1年もすると綺麗に揃ってくるとおっしゃってました。抜歯するしないによっても違ってくると思います。

大人になるにつれて、歯の動きが鈍くなるので、時間がかかるのは覚悟しておいた方が良さそうです。

 

7. Haivの経験談

まず、カウンセリングした4軒の違いをさらっとおさらい。

A歯科

  • 私のケースの場合、インビザラインよりワイヤーの方がいいと言われる。
  • ハーフリンガル希望するが、担当医がやめてしまったのでB矯正歯科を紹介される。

B歯科

  • インビザラインの取り扱いなし。裏側矯正&ハーフリンガル可。矯正認定医。総合歯科医。
  • 精密検査。頭蓋骨、顎の骨などの精密な検査後、データをファイルにして渡してくれる。
  • どこまでの完成度を希望するかによって、矯正治療もどこまでするかをデザインしてくれる。

C歯科

  • オールマイティーな矯正治療が可能。
  • インビザライン可能。抜歯1本。
  • 精密検査後、差歯部分がもしかすると最悪抜歯かインプラントになるかもしれないとの告知。

D歯科

  • 全てオールマイティーに矯正治療が可能。矯正専門医。矯正認定医。
  • インビザライン可能。抜歯4本マストと言われる。
  • 一番高額な費用。

納得の行くまで何軒も行ってみることをお勧めします。D歯科以外は、初回のカウンセリングは無料でした。一度は、C歯科でインビザラインをしようと思いましたが、まだ始まってない段階だったので、中止することができました。

 

選ぶときのポイント

”自分が何を一番優先するのか、どこまでの完璧度を目指すのかを決めておくと選びやすい”

 

今は、B歯科で精密検査が終わり、ハーフリンガルに決定したところです。ワイヤーの装置をつけるために差歯の素材を取り換えたりなど、まだ準備段階ですが、また、状況をみて、途中経過などをお伝えしていきたいと思います。

年齢を重ねて大きな口を広げて笑顔人生を送るために、この年齢(アラフィフ)にして矯正を開始します。本当は、見えないマウスピースタイプが良かったのですが、今、まさにコロナの真っ只中で、マスク必須。ワイヤーでも時期的にタイミングが良かったと思うことにしています。

 

それでは、まとめです。チェックしてみてください。

  • 複数の矯正歯科医でカウンセリングを受ける。
  • 矯正認定医かどうか。
  • 総合歯科医かどうか。
  • 何の矯正を得意としているのか。
  • 担当してくれる先生は、矯正を専門としてきているか。
  • 先生との相性はいいか。
  • 事例はたくさんあるか。
  • 他の歯科医との連携はあるか。(矯正専門医の場合は、抜歯は他でやってきてと言われることがあります。)
  • 費用について明確かどうか。
  • 支払い方法についてどんな支払い方法があるか。
  • ローンの場合、利息はつくか。
  • 矯正期間のおおよその見積もりはどれくらいか。
  • トラブルになった時に真摯に対応してくれそうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
大人歯科矯正をしたい方のお役に立てば嬉しいです。

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